U-16女子静岡選抜 vs U-16女子東京選抜

　昨年度の国民スポーツ大会で全国制覇を成し遂げた静岡県。2連覇に向けて幸先良いスタートを切りたいところだったが、先制したのは東京都女子選抜だった。13分、カウンターから入ったロングボールをMF9野崎バイル舞(東京BARUS FC)にゴールを決められてしまう。これに対し、静岡県女子選抜は31分、FW10松井さつき(常葉橘中)がDF3八木陽彩(常葉橘中)のパスをゴールに繋げ同点に追いつく。「背後はずっと狙っていた。うまく良い形で抜け出せたので良かった」と松井の狙いがハマった会心の一撃だった。

　勢いに乗った静岡県女子選抜は、エンドが変わった後半も素早い寄せからボールを奪うと流れるようなパス交換からワイドに攻撃を展開し追加点を狙う。すると61分、CKからのボールがペナルティエリアの外にこぼれたところをDF20太田澪杏（FC時之栖）が「普段（自チームの）コーチからキーパーの位置を見て、どんどん狙っていけと言われている」という教えを体現したゴラッソで勝ち越し。試合後には「すごく嬉しかった」と笑顔を見せた。

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