細かいパスをつなぎながら、右サイドに流れた5竹村があげたクロスを「これまでは頭ですらしていたが、収められそうだったので」ゴールに背を向けて胸トラップしたのは7芋縄。スペースを生み出しなながら真下に落とし、すぐさま右足でシュートしたボールはゴール左隅への強烈なシュート。芋縄自身は「それは言い過ぎです」と笑ったが、まるで全盛期のイブラヒモヴィッチ(元スウェーデン代表)を想起させるようなファインゴールだった。
かくして六車監督も「素晴らしいプレーだった」と絶賛した先制点によりリズムをつかんだ興國は34分、11安田が右足でこれもファインゴールといえる直接FKを沈め追加点。後半に入り48分にも10樺山が蹴った右CKのこぼれ球を13市川が豪快に蹴りこみ3-0。大商大堺もスピードのあるFW24西田陽登(2年)らを投入して反撃を試みるが、シュートは前後半1本ずつのみ。終わってみれば興國が実力を見せ付ける形で3-0快勝で大会連覇へ向け好スタートをきった。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選