
試合を決める3点目を奪い歓喜に沸く興国
「天候も含めて難しい試合だった」と試合後に六車拓也監督も振り返った通り、激しい雨と風を伴い目まぐるしく変わる試合環境の中、序盤の興國はまず中を固め、サイドにボールを動かすと鋭いプレスをかけてくる大商大堺の守備に苦しめられることに。ただ15分を過ぎると、彼らは「グラウンド状態を見て判断し」(10樺山)、ボールの動かし方を変え始める。
まずは最終ラインがゆっくりとドリブルしながらハーフラインを超え、サイドバックが絞り気味に入りながら縦方向をうかがうパス交換。そして大商大堺がプレスに入る前に逆サイドへと展開。かくして自陣ペナルティーエリア周辺へと完全に押し込められた大商大堺は、カウンター発動の機会を失ってしまった。そして迎えた26分、興國はこのエースFWのスーパーゴールでスコアを動かす。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選