試合は正確かつ双方向からポゼッションを仕掛ける阪南大高が序盤からペースを握ることに。これに対し、関大一は左MF 7有田がサイドバックの位置まで下がり5バック気味にすることで流れを食い止めようとしたが、迎えた23分、阪南大高は右CKのリフレクションを再び拾った19平岡の左足クロスに反応した8杉山がシュート。一度は関大一GK1羽子田に防がれたが、こぼれ球を14伊藤が押し込み先制点。その後も圧倒的に関大一を押し込む。

 が、これはある意味関大一の想定内でもあった。27分にはFW9石井がカウンターから抜け出し際どいシュートを放つなど「瞬間」に全てをかけてきた彼らは、後半開始と同時に長身FW22井上連太郎(3年)ら2人を投入し反撃のスイッチを入れ直すと、39分には4石下が同点ゴール。続く52分にもスルーパスに反応した14石丸が相手GKと1対1となるなど、試合の様相を一変させた。

▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選