この交代策が見事にハマる。79分、途中出場のDF原田爽潤(1年)が左サイドからクロスを送ると、仲山が高打点のヘッドでネットを揺らす。同点に追い付くと、流れは一気に東京Vへ。その後も相手陣内に迫ると、87分に待望の瞬間を迎える。同じく途中出場のMF舛舘環汰(3年)が左CKを蹴ると、DF山田将弘(3年)が頭で合わせる。今季からCBにコンバートされた元ストライカーが豪快に決め、試合をひっくり返すことに成功した。

 うまく時間を使いながら時計の針を進めた東京Vは今季初白星。11年ぶりとなるプレミアリーグでの勝利ともなり、試合後はサポーターとともに喜びを分かち合った。

(文・写真=松尾祐希)

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