武南 vs 川口市立(写真=会田健司)

 前半は自分たちの良さを全く出せなかった川口市立だったが、ハーフタイムに立て直しを図ると、後半は立ち上がりから相手ゴールに迫る。すると後半開始早々の41分、相手のハンドでPKを獲得すると、MF7杉本響(3年)が落ち着いて沈めた。

 武南は不運な形で1点差に詰め寄られ、決定機を作っては相手GKの攻守に阻まれる嫌な展開。しかし62分、PA深くをドリブルで切り込んだ田中からパスを受けた途中出場のMF13関口海龍(3年)がゴールネットを揺らし、相手に傾きかけた流れを見事に断ち切った。

 再び引き離された川口市立だったが、80+1分に左サイド深くでFKを獲得。杉本が上げたクロスにFW9浅田奏汰(2年)が頭で合わせると、これがゴールに吸い込まれ、またもや1点差に詰め寄った。しかし、この時点で残り時間はアディショナルタイムのみ。最後まで粘りを見せた川口市立だったが、試合は逃げ切った武南に軍配が上がった。

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▽令和7年関東高校サッカー大会埼玉予選
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