しかし聖望学園は後半5分、得意のセットプレーから追い付く。沖田の蹴った左CKからCB八尋祐有(2年)が、ヘディングで豪快に突き刺して同点。八尋は浦和東との2回戦でも、後半にFKから決勝ヘッドを決めている。
後半は外からの速い攻撃と右SB森谷柊色(3年)のロングスローなどから好機を広げた聖望学園が、主導権を握って攻勢に出た。11分に沖田のシュートが右ポストに当たり、追加タイムには右から放った田中の決定打が、GK大日野渉(3年)にパンチングで防御され、そのこぼれ球を打ったボランチ鈴木亮人(2年)のシュートもバーを越えていった。
80分では決着がつかず、1-1のまま延長戦に入った。
その前半4分、ゴールやや右から打った田中の決定的なシュートがまたしてもGK大日野の好守に阻まれた。PK戦突入かと思われた後半9分、左SB中原遥(3年)の左スローインを預かった田中の左クロスを、小比賀がヘッドでねじ込んで勝ち越し。直後にタイムアップの笛が鳴り、聖望学園が2年続けて4強進出を決めた。
▽令和7年関東高校サッカー大会埼玉予選
令和7年関東高校サッカー大会埼玉予選

