RB大宮アルディージャU18vs帝京

 昨年度の第103回全国高校選手権に15年ぶり35度目の出場を果たした帝京は、4-2-3-1の陣形からトップ下の杉岡侑樹(3年)をはじめ、主将の加賀屋翼(3年)と原田誉裕(2年)の両ボランチが積極的に攻撃参加。ただ大宮の堅陣を切り裂くまでの形にはならない。ドリブルでの仕掛けを得意とする左2列目の久保恵音(3年)に、もっとボールを配給したかった。

 大宮は前半10分、ゴール前のこぼれ球からボランチのエドワード真秀(2年)が狙ったが、DFにブロックされ、30分には小林の右クロスを田中が合わせたが、シュートに勢いがなくGKに捕球されてしまう。

 「うちのリズムはまず守備から始まります」と酒井は言った。その言葉通り、前半40分に相手GKのキックを田中が左サイドで奪い取ると、そのまま持ち込んでゴール左隅に先制点を蹴り込んだ。

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2025 関東1部
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