2ゴールを挙げた京都橘MF14中野斗馬

 序盤からDFの背後を狙ってきた履正社に対し、この日が復帰初戦となったDF7早苗優介(3年)が競り合いできっちり競り勝ち、抜け出されそうになってもDF3村井駿斗(3年)とのCBコンビで粘り強く対応し、シュートを打たせない。前半20分には中盤での奪われたボールをMF11鳥山陽斗(3年)に運ばれ、FW13李将輝(3年)とのスイッチからシュートを打たれたが、平が冷静にセーブ。31分には左中間を運んだMF27林凌大(2年)にサイドを変えられ、MF22藤原快晴(3年)のタメから、大外を上がったDF18髙屋敷永輝(2年)にクロスを上げられたが、京都橘のDFがきっちりはじき返した。

「前半は一発で背後を狙い過ぎていた。単発になって相手にバレていたので、もう少し後ろで組み立ててから、相手を揺さぶったギャップを突くべきでした」。MF17相澤伶実(2年)が振り返ったように押し込みながらも、京都橘に攻撃が跳ね返されていた履正社は前半を無失点で終え、後半勝負に出ようとしていたが、プラン通りに試合は進まない。

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