東京成徳大高 vs 日大豊山(写真=志水麗鑑)

　後半に入ると1点ビハインドの日大豊山が反撃。幅を使ったビルドアップで相手を揺さぶり、右サイドから崩していく。サイドチェンジも織り交ぜ、東京成徳大高のプレスを巧みにいなした。

　日大豊山は後半10分、左サイドでロングフィードを収めたFW9中村慈温(2年)が、力強いドリブルで局面を打開。クロスを送り、中央で押し込んだDF2山本大輔(3年)が値千金の同点ゴールを決めた。

　東京成徳大高は同点に追いつかれたとはいえ、最前線からのハイプレスを緩めない。ボール奪取からのショートカウンターで、サイドを打破する攻撃には迫力があった。後半32分には、カウンターからMF4毛利祐貴(3年)が右サイドを抜け出す。技ありの切り返しで対峙した相手DFをかわし、左足を振り抜いたものの、際どいシュートはわずかにゴール左へ外れた。

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