しばらく一進一退の流れが続いていたが、大成が前半28分に左CKから先制する。FW神谷修慈(3年)がファーポストに送ったボールを山口がヘディングシュート。ようやく均衡を破った。さらにこの3分後、再び神谷の蹴った左CKから加点した。再度遠いポストに放り込むと山口が今度は足で折り返し、飛び込んだ右SB矢野陸太(2年)がヘッドで突きさした。右CKのキッカーも担当する神谷の球筋は多彩だった。
前半は2-0で終了した。
早稲田実業は後半開始からFW篠田一(2年)とMF小林凌空(1年)を投入し、2点を追い掛ける体制を敷いた。篠田を2トップの一角に、小林をトップ下で起用する。
19分、2023年度の第102回全国高校選手権を途中出場ながら経験した主将の野川一聡のパスから、竹内太志(ともに3年)が強烈なシュート。惜しくもGK鈴木稜人(3年)のパンチングに防御されたが、両ボランチの連係でチャンスをつくった。全国高校選手権にFWで先発した竹内は、32分にもゴール正面から枠を捕らえるシュートを放ったが、GKに捕球されて得点できなかった。
▽令和7年関東高校サッカー大会東京予選
令和7年関東高校サッカー大会東京予選

