大成 vs 早稲田実業

 後半の大成は追加点を挙げる好機こそ少なかったが、自慢の堅守で無失点勝利。豊島裕介監督は「早実はリーグ戦では4バックだったのですが、今日は5バックにして厳しく応対してきたので、守備の穴を見つけるのは簡単ではなかったですね」と流れの中で崩しの形を構築できなかった原因のひとつを説明した。

 それでもこの日の試合はセットプレーがカギを握ると選手に伝えたそうだが、まさにその通りになった。

 攻撃陣にタレントをそろえた昨年とは対照的で、新チームは堅守が持ち味だという。指揮官は「春休みの遠征ではいろいろなことを試し、1-0で勝ち切れる手応えをつかんでいます。課題はいっぱいありましたが、初戦だし、セットプレーでの得点と無失点を考えたらいいスタートが切れました」と総括した。

【次のページ】 1回戦 大成 vs 早稲田実業(5)

▽令和7年関東高校サッカー大会東京予選
令和7年関東高校サッカー大会東京予選