その中村は「1-0のこう着状態を変えるため、仲間の思いも背負ってピッチに立ちました。予想通り、いいボールがきた。次の修徳戦も絶対に勝ちます」と士気を高めた。

 2022年度の第101回全国高校選手権に17年ぶり3度目の出場を果たし、開幕戦に勝利した当時の指揮官が今年還暦を迎える山本監督だ。「自分たちでミーティングを開いて自分たちで考えるチームを目指しています。戦い方としてはボールをきちんとつなぎ、主導権を握ること。本格的なチームづくりはこれからですが、勝つことにこだわって戦えるようにしたい」と先を見据えた。

(文・写真=河野正)

▽令和7年関東高校サッカー大会東京予選
令和7年関東高校サッカー大会東京予選