反撃に出たい堀越だったが、後半に入っても関東第一の粘り強い守備に手を焼き、なかなか決定的なシーンを作ることができず。試合は膠着。試合は終盤へと突入する。しかし、関東第一の勝利があと僅かに迫った74分、ロングスローからMF8小川稜太が放ったヘディングシュートがポストに跳ね返ったところをDF3三田広陽が冷静に頭で押し込み同点に。勢いに乗った堀越はさらに終了間際の79分、関東第一のバックパスがルーズになったボールを三鴨が奪取、そのまま一直線にゴールに運び、土壇場で堀越が実に34年ぶりとなる関東大会への切符を奪い取った。

(文・写真=西山和広)

▽令和7年関東高校サッカー大会東京予選
令和7年関東高校サッカー大会東京予選