先手を奪われた修徳は、試合を振り出しに戻すため、攻撃のギアを上げ、東海大高輪台に襲いかかる。しかし、「相手が前のめりに来るっていうのはわかってたので、追加点を狙いながらも失点は絶対ゼロで抑えるっていうのを守備ラインで声をかけあった」(キャプテン土田)東海大高輪台も落ち着いた対応。それでも終了間際の78分には、ゴール前の混戦からMF14澤田瑠偉に至近距離から強烈なシュートを浴びせられるが、ここはGK1安井文哉が身体を投げ出したビックセーブでゴールを死守する。

 なおも反撃の手を緩めない修徳だったが、80+4分、ここでも佐藤がボールを奪うとそのままドリブルで右サイドを逆襲、折り返したボールをゴール前のMF高柳旬へ。ここで高柳はシュートの動作を見せながらボールを佐藤にリターン。「高柳君が決めてくれるかなって思ってパス出したら戻ってきてびっくりした。落ち着いて打てて、決められてよかった」と最後は佐藤が落ち着いてゴールに沈めTHE END。東海大高輪台が関東大会本戦への出場権を獲得した。

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▽令和7年関東高校サッカー大会東京予選
令和7年関東高校サッカー大会東京予選