玉野光南イレブン

 後半6分には左サイドでの崩しから、DF14福山侑治(3年)がゴール前にパスを送ると、反応したのは三村。「今日は絶対に落とせない一戦だったので、絶対に自分が決めて勝つんだと意識していました」というエースが冷静に左足で合わせ、玉野光南がリードを広げる。

 追い掛ける展開を強いられた広島だったが、ここから反撃がスタート。主役となったのは188cmの大型ながらもプレーの柔らかさと判断力を兼ね備えたFW23髙橋成海(1年)だった。

「相手のペースに合わせてしまった。相手の守備が整っているから、なかなか前に進めなかった」と振り返る前半は、シャドーの髙橋がフリーになってもなかなかボールが入らなかったが、後半はより良い形で受ける回数が増えた。10分には左中間でボールを受けると巧みな切り返しでマークを剥がし、ゴール前のFW26佐藤壯知(1年)にクロス。このボールがオウンゴールを誘発し、1点差に詰め寄った。

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