高川学園イレブン

 そう話すのは広島皆実の上田貴典監督。18分には高い位置で相手のパスを引っ掛けたMF15高山剛輝(3年)が左を仕掛けると、中への展開はDFに阻まれたが、クリアボールを拾ったMF7名越貫陽(3年)がゴールを狙った。

 30分には自陣から入れた高山へのフィードは、前に出てGKにクリアされたが、こぼれ球をFW10野村陸路(3年)が回収。素早くMF7大濵翔(3年)に預けて、ミドルシュートを放ったが、GK21髙城柊哉(3年)に阻まれ、CKとなった。

 このチャンスを機に連続でCKの場面が続いたが、高川学園の身体を張った守備を崩し切れない。我慢の時間を凌いだ宮城はこう話す。「先週は対人での甘さでやられてしまったので、ゴールを割らせないようにそうしたところをみんなで意識していた。最後はちゃんと足を出そうと徹底していました。今までの自分たちなら失点していたと思うのですが、粘り強さが付いてきた。失点しなかったのが今日の一番の収穫」。

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