広島皆実 vs 高川学園

 エンドが変わった後半は再び高川学園のペース。「後半にギアを上げられるところが、他のチームと差を付けられる部分」と口にするのは宮城で、運動量を生かし積極的に広島皆実のゴールを目指した。

 後半開始すぐには大森が力強く中央を運んで左に展開。受けたMF14矢野太陽(3年)のタメから、オーバーラップしたDF23沖藤亜月(3年)がクロスを上げるとファーサイドのMF12前永悠太(2年)が合わせたが、シュートはポストに直撃した。

 後半20分には中央を仕掛けた大森のパスから、宮城がシュート。相手GKが零したところをMF8庄司志絆(3年)が押し込んだが、オフサイドとなり得点は認められない。以降も見せ場を作りながら2点目が遠かったが、40分には矢野の左クロスから、大森がヘディングシュートを叩き込み、リードは2点差に。45+7分には大森の身体を張ったポストプレーが前永に渡ると左からゴール前に入れたボールを途中出場のFW9原田翔光(1年)が決めて勝負あり。3点を奪った高川学園がリーグ再開後、2連勝を飾った。

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