81分には塚本の右クロスから古畑にゴールを決められ、同点に追い付かれたが、東海大福岡の選手は最後まで諦めていなかった。42分には自陣からGK1森陸人(3年)がロングフィードを入れると、そのままFW10田中蒼大(3年)がゴール前を抜け出し、思い切りよくシュート。この一撃が決勝点となり、東海大福岡が今季初白星を手にした。
東海大福岡は課題の決定力不足を解消するため、一時はボールを持ったら大雑把であってもゴール前に展開する時期もあったが、後期再開に向けて丁寧にボールを動かしながら積極的にゴールを狙うスタイルを磨いてきた。加えて、夏休みは結果が伴わなくても、戦う姿勢を求めて続けてきたという。
「途中から出た子も含めて、みんな入れ替わりながら戦い、負けても逃げずにやり続ける。夏は単純に戦い抜くところを求めた。背後を取るランニングもそうですし、球際、ゴール際もそう。頑張って走ろうよと求めてきた。そうした結果が最後のゴールに繋がった」(伊藤監督)
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2025 九州1部
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