4-4-2の陣形を取る市立浦和はボランチの小山拓(新2年)を経由し、丹念にパスをつなぎながら攻め込んだ。前方の複数の選手が流動的な動きを見せ、積極的にボールを引き出しては敵陣へと進出。前チームからのレギュラーである千葉琉生をはじめ、濱野歩純と辻本蒼大(以上3年)らの攻撃陣がゴールを狙った。
だが相手の厳しい守りもあって、ビッグチャンスはほとんど到来せず、得点の可能性があったのは前半14分にボランチ川津創史(2年)がゴール正面から放ったシュートくらいだった。
栃木県は3月2日にU-18リーグ1部が既に開幕。3連勝して浦和カップに参加した佐野日大は3-4-2-1を編成し、3大会ぶり2度目の3位を目指した。しかし市立浦和と同じく前半の好シュートは、18分にボランチ齋藤俐空(新2年)が打った中距離弾しかなかった。0-0で前半を折り返す。
▽第44回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第44回浦和カップ高校サッカーフェスティバル