OBでもある大野恭平監督は「(南部支部予選準々決勝で敗れた)新人大会の課題を克服するため、この2カ月でいろんな形をトライしフィジカルも鍛えました」と振り返る。昨季は縦に速いサッカーを展開したが、新チームでは「ボールを前後左右に動かしながら敵陣に進入するやり方で臨む。槍のような飛び道具を頼りにしたサッカーから脱皮したい」と抱負を述べた。

 今季は県リーグ2部に降格し、4月6日の開幕戦で浦和レッズユースセカンドと対戦する。

 押し込みながらも1点が遠かった参加4度目の佐野日大。新人大会は準々決勝で白鴎足利にPK戦で苦杯をなめた。長年、海老沼秀樹監督の参謀を担っている髙瀬亮コーチは「たくさんの好チームと戦えるので浦和カップはいい勉強になります。ここで鍛えたことを次につなげ、ボールを大事に扱うサッカーがどれくらいできるのか試したいですね」と関東高校大会予選や再開するリーグ戦に向けての展望を口にした。

(文・写真=河野正)

▽第44回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第44回浦和カップ高校サッカーフェスティバル