新チームからレギュラーになった背番号14は、「カットインからのシュートが持ち味です。2点取ってチームに勢いがついて良かった」と言って喜んだ。東海大相模に入学した理由について、「自分はスピードも上背もないので、技術と組織とパスで（敵の守備を）崩す相模のサッカーにあこがれたからです」と説明。前チームではスタンドで応援する立場だったが、「同級生の塩田や石井はレギュラーで出ていた。今年は自分もインターハイと全国選手権で活躍したい。関東大会もゴールを積み重ねてチームの優勝に貢献したいですね」と闘志をたぎらせた。
東海大高輪台は相手の厳しいプレスと鋭い出足に手を焼き、マイボールにしても効果的な2次、3次攻撃まで持ち込めなかった。主将でトップ下の土田歩汰(3年)が、ドリブルとパスで戦況打開を狙ったが、相手の堅陣を崩せず1本のシュートも打てないまま前半を終えた。
後半に入っても流れは変わらず、東海大相模の攻勢が続いた。
9分、戸川の右ロングスローから右SB宮崎雄大(3年)が放ったヘッドはバーに弾かれたが、この3分後に戸川がPKを決めて3点目を奪う。18分には右から青木、戸川とつないで最後は山本が決定的なシュートを放ったが、わずかに枠を捕らえられなかった。それでも後半35分から起用されたMF藤間舜(2年)が、追加タイムに右から持ち込んでゴール左隅に蹴り込み、快勝劇を締めくくった。
▽令和7年度関東高校サッカー大会
令和7年度関東高校サッカー大会
