
武南 vs 東洋大牛久
4-2-3-1の武南はドリブルと短いパス交換、効果的なチェンジサイドを織り交ぜて外から中央からリズミカルに攻めた。
左2列目の渡辺悠(2年)が軽やかなドリブルで敵のマークをはがせば、右2列目の関口海龍(3年)もテンポ良く持ち運んでクロスを配給。エースFW塚田恵斗(2年)に生きたボールを届ける工夫をした。
武南は前半3分、渡辺のパスを受けたボランチ田中理月(3年)が決定的な形からシュートを放ったが、右ポストをたたき先制機を逃す。追加タイムには、右SB大久保航大(2年)が上げた鋭い右クロスに渡辺が右足で合わせたが、DFのブロックに遭って得点できなかった。
4-4-2の東洋大牛久は主将のボランチ西畑遼祐(3年)が左右にパスを散らし、ここから逆襲・速攻に転じる戦略。右SB鈴木蓮央(3年)が、右からも左からも投じる超ロングスローは武南にとっては脅威になった。
東洋大牛久のシュートは延長の20分を含めた100分間で、わずか1本だったが、その1本で先制する。前半29分、西畑の蹴った右CKをゴール前でスルーすると、ファーポストで待ち構えたFW松本啓志(3年)がニアサイドに蹴り込んで先手を取った。少ないチャンスを得点につなげる抜け目のない攻めだった。
▽令和7年度関東高校サッカー大会
令和7年度関東高校サッカー大会

