東京学館 vs 市立柏

 5バックで自陣を手厚くした市立柏は、相手のパワフルな攻撃を出足の良さと的確なカバーリングに加え、1対1での競り合いでも互角に渡り合ってゴールを割らせなかった。攻めては左MF永井祥太(2年)の豪胆な突破をはじめ、逆襲・速攻などから1トップの林倖叶、右MF野村彪我(ともに3年)がボールに絡んでチャンスをうかがった。

 東京学館は3-4-1-2の陣形からバランス良く攻めて守り、左ウイングバック篠崎来夢大(3年)が繰り返しサイドを突破。ロングスローの担い手でもある主将のFW松下琥雅(3年)に縦パスとクロスを配給し、相手の分厚い守備網を崩しにかかった。

 市立柏の前半の得点チャンスは1度だけ。36分に永井が左からゴール前に斜めのパスを入れ、野村が受けようとしたが、GK加藤蒼唯(3年)に一歩早く捕球されてしまい、好機を逃した。

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▽令和7年度関東高校サッカー大会千葉予選
令和7年度関東高校サッカー大会千葉予選