専修大松戸はキャプテンのMF14鬼頭航大(3年)やMF10佐藤凌哉(3年)をはじめとするテクニック、左サイドから中央に差し込む鋭いパス、そして前線の高さなど、多彩な個性を織り交ぜながら、攻め立てたが、習志野の牙城を切り崩せなかった。前半と後半に一度ずつシュートがクロスバーを叩くなど、あと一歩のところまで迫ったが、万事休した。
2年連続で関東大会出場の切符を手中にした習志野の野心は尽きない。次なるターゲットは、昨年に続き、県連覇を果たすことだ。
「連覇に挑戦するには、何よりまずひとつ優勝しなければいけません。自分たちは今、そこにいるわけです。気負わず、でも、この状況をありがたく思いながら、自分たちが日ごろからこだわっている残り3分の1の攻防、つまりゴール前での戦いを精一杯、表現したいと考えています」(櫻田監督)
決勝は5月10日、ゼットエーオリプリスタジアムで、13時にキックオフされる。
(文・写真=小室功)
▽令和7年度関東高校サッカー大会千葉予選
令和7年度関東高校サッカー大会千葉予選