成立学園 vs 都立小平

後半、都立小平がやや盛り返したが、成立学園の攻勢は止まず、20分にはMF6中西智哉が、24分にはCKから代わったばかりのMF16藤田環地が頭で決め7点目とした。

 「(1点目は)ボールをもらったとき、フリーだったので左足で振りぬきました」とMF松本。続く2点目は相手GKが触ったものの、シュートの勢いが優り、ネットを揺らした。1点目同様に迷いのない思い切りの良さがゴールにつながった。

 ゲームを決める前半大量5ゴールにDF2野原翔空は「マンツーマンで来ていた相手に対して、うまく中盤で入れ替わりながら、作ったスペースに味方が入ったり、背後のスペースを使ったりと流動的な動きができました」と要因を話す一方、MF松本は「(前半)全然うまくいったイメージはありませんが、点が多く取れた印象です。奪われる回数やミスも多くて、やりたいことができませんでした」と圧倒できたものの、少々消化不良の様子だった。

 トーナメントは内容より勝利が先決。試合後、山本健二監督は「勝ったから良いとせず、次の試合につなげて成長していこう」と伝え、ブロック決勝の創価戦を見据えた。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
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