昨年、2次トーナメント2回戦まで進んだ国士舘のシステムも4-4-2で、右2列目の小林斗翔(3年)が外からアグレッシブに仕掛けた。FW上田拓海(2年)は前線と中盤を活発に動き回り、積極的にボールを引き出した。立ち上がりは縦に速いアタックを続けるなど、国士舘が試合を優位に進めていた。
そんな流れの前半9分、小林の蹴った右CKをCB高橋翼(3年)がヘッドで捕らえて先制。だがこれを除いた前半の決定機はほとんどなく、1-1のまま終了した。
石神井は後半9分、甲斐の左クロスを比田井が狙ったが、枠を捕らえられず、21分のMF森田瑶士(3年)のミドルシュートも左に外れた。だが24分に待望の勝ち越し点が生まれる。背番号10の甲斐は「気が付いたらボールが目の前に転がってきたので、思いっ切り右足を振り抜きました」と無我夢中だった得点シーンを振り返った。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選

