まず8分、1トップの喜熨斗理功(3年)がGKと1対1の場面を迎えたが、トウニカラ亜里宇(3年)のビッグセーブに阻まれ、15分の近藤祐の決定打は枠を外れた。26分には喜熨斗が近藤祐の左クロスを合わせたが左にそれ、31分に近藤祐が狙った強シュートもバーに弾かれ、攻勢の時にどうしてもゴールを奪えなかった。
36分にはこの日最大の絶好機が訪れる。近藤祐の最終パスを受けた喜熨斗が右のコースに正確なシュートを放ち、決まったかに思われたが矢野の神懸ったブロックに阻止されてしまう。
ハーフタイムに蔵森紀昭監督は「延長も視野に入れ、焦らず戦おう」と指示していた。イレブンはこの言葉通り、タイムアップが近づいてきた38分に欲しかった得点をものにする。
主将のCB木原世睦(3年)の鋭い縦パスを受けたMF大重宙之(3年)が、反転して巧みにマーカーをかわし右足でゴール左に決勝点を蹴り込んだのだ。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選

