劣勢をなんとか凌いだ大成が1-0で勝利し、2回戦進出を果たした。昨季は関東大会で優勝し、東京都リーグ2部(T2リーグ)でも王者となった大成。一方で全国大会には出場できず、悔しい想いを味わってきた。今季は昨季のメンバーが抜け、一からのスタート。エースで注目ドリブラーのMF水谷良吾(3年)も怪我明けでまだ万全ではない。この都立駒場戦もベンチスタートとなっており、苦しい台所事情の中で戦っている。それでも、一戦ごとに経験値を積み、ゲーム内容も徐々に上がってきるのも事実。真剣勝負の場で逞しさを備えつつある大成はどこまで勝ち上がれるか。6年ぶりの全国舞台に向け、挑戦はまだ始まったばかりだ。
(文・写真=松尾祐希)
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選

