10月1日大井第2球場でT3リーグAブロック第9節の暁星高等学校vs東海大学管生高等学校の試合が13:00にキックオフされた。
現在首位の暁星高等学校と3位の管生の上位争い。このカードは奇しくも10月4日に行われる選手権東京大会二次予選の2回戦と同じカードなのだ。
選手権前の前哨戦。しかもT2リーグ昇格のためにも負けられないこの試合は、キックオフ直後から見応えのある激しい試合となった。
立ち上がりから早いプレスと球際の激しい競り合いで主導権を奪い合う展開。
するといきなりゲームは動く。5分に東海大菅生のゴールキックからセカンドボールを左MF8番が拾いDFラインの裏へ。FW谷沢郁弥が抜け出しシュート。1度はGKに防がれるがこぼれたボールを自ら押し込み先制する。
このまま流れは東海大菅生にと思われたが、暁星高等学校も6分にFW13番がPA内でキープしMF18番へ。そのままゴールを狙うが上手くヒットせず。さらに7分に左MF14番がスピードのあるドリブルで左サイドを駆け上がりグランダーのクロスを上げる。これがファーサイドに流れるとなんとオウンゴールを誘い同点となる。
さらに暁星高等学校は17分にセンターライン付近からのFKでゴール前にボールを入れるとGKと味方DFが交錯しボールがこぼれたところを右MF巖周人が押し込み逆転に成功する。
一方の東海大菅生は20分、23分と相手選手との接触プレーで負傷し2枚の交代を余儀なくされる。
それでも30分右MF神田寿希が右サイドを突破しPAに進入すると冷静にゴールに流し込み同点に追いつく。
その後お互い攻めあうが得点は生まれず前半終了。リスクを冒さない攻撃とセカンドボールへの反応の速さ、激しさが見える前半となった。