横溝は昨秋の第103回全国高校選手権予選1回戦にCBで先発。今年の新人大会、関東高校大会予選も中央DFを担当したが、主将のCB吉野大輝(3年)がけがから復帰するとボランチにコンバートされた。

 横溝は、「ミドルは滅多に打ちません。あのシュートは相手に当たってたまたま入っただけですが、トーナメント戦の初ゴールなのでうれしい」とニコニコしながら答えた。ボランチとCBでは攻撃参加もできるボランチのほうが楽しいそうだ。2回戦の相手は同じS1の細田学園で、4月13日の第2節では3-1で勝っている。しかし「あの失点は自分のクリアミスからなので、今度は無失点に封じて借りを返したい」と気合十分だった。

 前半を1-0で折り返した武蔵越生は後半9分、鈴木の入れた右CKを吉野がヘッドで折り返す。このボールを茂原がボレーでたたき込んだ。11分には野口のシュートが左ポストに弾かれ、20分にも途中出場のFW森一馬(3年)から野口へつなぎ、最後は野村が決定打を放ったが、バーを越えてしまった。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
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