浦和南 vs 大宮南

 浦和南は新人大会南部支部予選決勝では、大宮南に1-2で屈していたが、この日も決定機の少ない綱渡りの勝利だった。

 4-2-3-1の浦和南は、雨で滑りやすいピッチ状態も影響してか長いボールの精度が悪く、FW岡田泰理(3年)に生きた球が渡らない。左の沼尻爽汰、右の井上翔大(ともに3年)のサイドアタッカーが外側を崩す場面も少なく、流れの中から得点機をつくれなかった。これも雨のためだろう、超ロングスローの担い手であるCB稲垣嶺(3年)の遠投もあまり威力がなかった。

 昨年の第103回全国高校選手権予選ベスト16の大宮南は4-4-2の陣形を敷き、左SB青木理矩(3年)の攻め上がりから何度かチャンスを築いた。昨年からの唯一のレギュラーである大型FW舩津貴成(3年)の空中戦、FW山﨑友翔(2年)のロングスローから展開する2次攻撃でゴールを目指した。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
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