シュート数は浦和南が4本で大宮南が3本という“貧打戦”。浦和南の野崎正治監督はいつものように反省弁しか口にしなかった。

 「自分たちのグラウンド、平日で一般の生徒も授業の合間に観戦ということで、変に夢中になってしまいましたね。練習でやっていることができないのは実力がない証拠。ちょっと慎重になり過ぎた面もあり、チャレンジする回数が少なかったですね。この反省を生かして3回戦への準備をしたい」

 この反省を次に生かす練習をしっかりこなし、課題を克服して本番に臨むのだからさすがだ。

 森田もこの日の出来には首をかしげっ放しだった。「自分がもっとパスを受けてさばかないといけなかった」と言うと、「雨でスリッピーなピッチのため、相手DFの裏へパスがうまく届きませんでした。こういう時はパスをつなぐことも考えないといけない」と主将らしく端的に修正すべき点を指摘した。    

(文・写真=河野正)

▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選