両校は3年前の準決勝でも顔を合わせ、東京成徳大深谷が1-1からのPK戦(8-7)で勝っていた。

 8度目の優勝を目指す西武台は絶体絶命のピンチをしのぎ、前半15分に訪れた最初のビッグチャンスをものにした。ボランチ広瀬陸(3年)が右サイドをスピード豊かに突破し、速いグラウンダーのパスをゴール前に放った。ボランチ杉山幸一郎(3年)がスルーすると、ファーサイドで受けたFW太田和希(3年)が右足シュート。左ポストの内側に当たってゴールインした。これが決勝点。

 西武台は右ウイング滝澤智貴をはじめ、左ウイング太田も中央の青木彬朗も3人の3年生FWが全員快足だ。特に太田と青木の韋駄天ぶりは驚異的で、加速すると一気にマーカーを振り切るスピードがある。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選