
桐蔭学園 vs 横浜創英
「まずは、代表権取れたっていうことが全て」と桐蔭学園の八城修監督は語った。
技術の桐蔭、ポゼッションの桐蔭。そんなレッテルに甘えることなく、彼らはこの試合、強度で勝ちにいった。立ち上がりから両サイドを起点に、スピードとスイッチで横浜創英を押し込み、42分、右サイドMF8八尋海斗の突破から、MF19吉本翼がゴール前で押し込んで先制。形にとらわれず、個の力を見せつける“新しい桐蔭”の象徴のような1点だった。
「監督に、クロスの入りが遅いって言われていたんで…」と語った吉本は、左サイドに回った後も攻撃に鋭さを加え続けた。レギュラー松居聖那を欠いての出場だったが、「左サイドだけじゃないぞ」とばかりに、自らを重ねるように話すその姿に、チーム全体の底上げと、個の覚悟がにじんでいた。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選

