加藤学園暁秀vs科学技術

 その後も雨脚は強まり、ピッチには次第に泥と水が広がっていく。10分には暁秀がペナルティーエリア右からFKを得るも、科学技術の守備が冷静に対応。23分には科学技術がカウンターから岡本がシュートを放つもGKの正面。チャンスはあったが、追加点が遠い時間が続いた。34分には暁秀のDF17鶴見拳佑がエリア手前からミドルを狙うが枠の右へ。ボールが止まり、滑る。雨によって支配される試合は膠着したまま、前半を終える。

 後半に入っても、試合は荒れた展開が続く。43分、科学技術のMF10坂口晏偲が相手ディフェンスの裏へ抜け出すと、飛び出したGKがペナルティーエリアの外で手を使ってしまい、一発退場。数的優位を得た科学技術はFKのチャンスを迎えるが、これを蹴った岡本の一撃は枠を捉えきれず、惜しくも得点には繋がらない。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選