さらに55分、ゴール前の競り合いで科学技術FW11太田直哉が倒され、PKを獲得。キッカーを務めたのはMF8鈴木玲央。しかし、ここはFWからGKにポジションを移した23石山俊介に読み切られ、得点ならず。流れはやや停滞し、嫌な空気が漂う時間帯──それでも、彼らの足は止まらなかった。
60分、科学技術がCKのチャンスを獲得。キッカーはPKを外した鈴木。「絶対にいいボールを上げて、誰かが決めてくれれば」と思いを込めて蹴ったボールに、MF7北條喜利悠が鋭く反応。「ジャンプには自信があった。あとは触るだけだった」と語るように、力強く頭で叩き込み、ようやくチームに安堵の空気をもたらす2点目が決まった。
その後も科学技術の攻撃は止まらない。こぼれ球から岡本がこの日2点目を決めて3-0、70分にはゴール前で相手の運動量が落ちた隙を逃さず、太田が4点目を決める。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選

