『絶対決める』の一撃、FW松下蓮が導いた勝利 浜松開誠館が藤枝東を退けインターハイ初出場

決勝ゴールを決めたFW19松下蓮(浜松開誠館)
「まさか自分が決めるなんて。びっくりしました」。決勝点を決めたFW19松下蓮は、まるで夢を語るように振り返る。中学時代、全中に出場しながらもスタメンにはなれず、悔しい思いを胸に秘めてきた。「高校こそは優勝して全国に行きたいって思っていた。やっとスタメンとして結果を残せたのは本当に嬉しいです」。
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選決勝は6月2日、晴天に恵まれたエコパスタジアムで行われた。藤枝東ボールで始まったゲームは、序盤から浜松開誠館が積極的に仕掛ける展開となった。1分、浜松開誠館は右サイドからMF15岡田瑛太が折り返し、中央でFW23高橋成がダイレクトで狙うもゴールとはならず。しかし、4分には右からの岡田のクロスがディフェンスに当たってルーズボールとなったところを松下が豪快に蹴り込み、浜松開誠館が先制した。さらに6分、右サイドからの折り返しに反応したMF7服部洸太郎がセカンドボールを狙うが、藤枝東のGK1宮崎真心が懸命に弾き出す。浜松開誠館は攻撃の鋭さを見せ、こぼれ球への反応の速さで相手ゴールに迫り続けた。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選