水口 vs 立命館守山

 最初に見せ場を作ったのは立命館守山。前半12分にはサイドチェンジを受けたMF14小笠原啓太(2年)がカットインからゴールを狙ったが、水口のDFがブロック。18分には水口が見せ場を作り、DF6要石光琉(2年)の左CKから、DF2岡田煌志(3年)がヘディングシュートを放ったが、わずかに枠を捉えることができない。水口は19分にもクリアボールからFW9池口遼(3年)がDFラインの背後を抜け出し、GKを交わしたが、打ち切れず。こぼれ球を狙ったMF8鈴木宏弥(3年)のシュートも枠を捉えることができなかった。

 後半はより堅い試合展開となった。水口は奪ったボールを池口に入れて、彼の推進力やキープ力を生かして攻撃に出ようとしたが、「能力が高いので奪いに行って、身体を抑えられて、入れ替わられてしまうと苦しい。サンドをしてほしかった」(吉田貴彦監督)と立命館守山はDF陣とボランチが上手く挟み込んで自由を与えない。

【次のページ】 準決勝 水口 vs 立命館守山(3)

▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)滋賀予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)滋賀予選