近江 vs 比叡山

「相手の出方を見てビルドアップはしているのですが、これまでなかなか引かれる試合はなかった。想定はしていたのですが、距離感が遠くなって難しかった」。そう振り返るのは、主将のMF8中江大我(3年)でパスやドリブルが比叡山の守備に引っ掛かる場面が散見した。

　29分にはMF14宮川湧(2年)とMF6森新(3年)が右サイドでスイッチし、比叡山の守備を剥がしてから縦に展開。サイドに開いて受けたFW11松山大納(3年)がクロスを上げたが、DFに当たってCKに。34分には右CKのこぼれ球をMF24関大駕(2年)が狙ったが、1点が奪えないまま前半を折り返した。

　後半も近江が主導権を握り、12分にはDF2岩見壮汰(3年)の縦フィードから松山が左を抜け出し、中にパス。反対サイドからゴール前に入った森がシュートを放ったが、GK1松尾龍弥(3年)の正面に終わった。

【次のページ】 準決勝　近江 vs 比叡山（3）