近江 vs 比叡山

 守備の時間が続いた比叡山もカウンターでチャンスを伺うと、18分には左サイドでセカンドボールを拾ったDF19前田凱斗(3年)が前方に展開し、MF13田中悠翔(3年)がクロス。28分には自陣から入れたFKのこぼれ球をゴール前に入れ直し、シュートを狙おうとしたが、近江の守備陣がスライディングで防ぎ、試合は0-0のまま前後半を終えた。

 延長前半6分には比叡山陣内をドリブルで仕掛けた松山のシュートがクロスバーに直撃するなど、近江の思い通りとはいかない展開となったが、選手に焦りの色は見られない。「1点の勝負だと思ったので、後は気持ちと絶対に切らさないところを意識した。焦りも少しはあったのですが、後は決めるだけというシーンが多くあったので、最後の部分を良くしたら大丈夫かなと思っていました」(中江)。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)滋賀予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)滋賀予選