
2年連続で初戦を突破した阪南大高のメンバー(写真=会田健司)
すると12分、「2列目から背後を狙っていた」という岡田が右WB2村田敬太(3年)からの斜めの浮き球で抜け出すと、見事なコントロールから右足で落ち着いてシュートを流し込んだ。
幸先よく先制に成功した阪南大高はさらに3分後、左WB6長野晴(2年)からゴール前でパスを受けた岡田が「ターンした時にちょうど左足にこぼれたので」と今度は左足でゴール右隅に沈め追加点。阪南大高が岡田の連続ゴールで長崎総科大附を一気に引き離した。
しかし3分間のクーリングブレイクを挟むと今度は長崎総科大附が相手ゴールに迫る。32分に抜け出したFW10竹嶋優(2年)が左足で惜しいシュートを放つと、直後にはMF20一宮優聖(2年)が前線でボールを奪い決定機を作る。しかし竹嶋のシュートは相手GKに阻まれ、一宮の左足シュートはわずかにゴール右に外れてしまう。
それでも35+2分、長崎総科大附は遂に阪南大高DF陣の牙城を崩す。中央で竹嶋からのパスを受けた一宮がハーフバウンドに合わせ右足を一閃。PA外から放たれた一宮の強烈なミドルシュートがゴール右上に突き刺さった。
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)

