尚志 vs 桐光学園(写真=会田健司)

 10人で後半を戦うこととなった尚志はDF4松澤琉真(3年)を投入し4-2-3にシステム変更。どちらかというと、守り切るよりも勝ち越しゴールを狙う布陣を選択した。

 1人多い状況となった桐光学園は後半開始から相手ゴールに迫ると40分に決定機。ボックス内右でスルーパスを受けたFW10倉持慶太(3年)が巧みにヒールで西城に落とすと、内に切り込んだ西城が左足を振る。しかしここは尚志GK16門井宏樹(3年)に阻止されチャンスを生かすことが出来なかった。

 それでも数的優位の桐光学園はその後もボールを動かしながら両サイドを使って猛攻を仕掛けた。一方の尚志も守備一辺倒ではなく、ボールを奪えばパンチを繰り出していった。この強気な姿勢が功を奏し、結果的に尚志は後半の35分間を無失点で切り抜けることとなった。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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