後半のクーリングブレイクを終えてからは神村学園が見せ場を作りながらも同点ゴールが奪えず試合が進んだが、35+6分にはDF20竹野楓太(2年)が右サイド低い位置から入れたクロスがゴール前へ。受けたFW13日髙元(3年)が冷静に右足シュートを決めて、追い付いた。

 迎えた延長戦は延長前半2分には福島悠、延長7分には山下と大津が連続で決定機を迎えたが、ともに寺田が好セーブ。両チームともに3連戦を戦う疲労もあり、足を吊る選手が続出したが、「毎週きつい走りをやっていますし、『俺らならやれやれるぞ』とみんなで声を掛け合っていたので、自信はありました。最後は根性で、気持ちで戦い切りました」と神村学園のDF3今村太樹(3年)が振り返る通り、勝利を諦めない。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)