延長前半10分には左から入ったボールのこぼれ球をMF7細山田怜真(3年)が豪快に叩き込み神村学園が逆転に成功したが、延長後半2分には村上慶の左クロスからMF7岩﨑天利(3年)がヘディングシュートを決めて大津が追い付いた。
迎えたPK戦では神村学園の1番手のキックが枠を逸れたが、今村が「PKはあまり緊張せず、開き直っていた」と話す通り、2番手以降は思い切りよく蹴ってきっちりゴールネットを揺らす。対する大津は4番手のキックが寺田に止められ、8番手のキックは枠外。この結果、神村学園の勝利となった。
神村学園は創部24年目で初優勝。準優勝で終わった昨年の雪辱を晴らす形となった。表彰式後に宙を舞った有村圭一郎監督は「率直に嬉しいです。お互いに疲労が色濃く見えた中でお互いに魂でぶつかり合うような、好ゲームだったと思います。凄く良い子どもたちに出会えてよかったです」と歴史を作った選手たちを称えた。
(文=森田将義 写真=矢島公彦)
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)



















