
2点目を挙げたFW14小関彼方人(丸岡)
そう振り返るのは松下で、福井商が圧力に負けて、ラインの外に逃げればDF6三原整士郎(3年)のロングスローとMF10溝口暖(3年)のFK、CKでチャンスを作った。前半7分には右CKを小関が折り返し、MF7久木達也(3年)がシュート。この一撃はポストに阻まれ、得点とはならなかったが、直後の10分には右CKのこぼれ球を松下が押し込み、丸岡が先制に成功。25分には三原が左から入れたロングスローをファーサイドの小関が合わせると、シュートはポストに当たりながらもゴールネットを揺らした。
対する福井商は丸岡のプレスに苦しみながらも、GK1谷口空翔(3年)とDF水上來巳(3年)を中心に最終ラインからのビルドアップを止めなかった。その理由について、高木謙治監督はこう明かす。「1個飛ばしても、丸岡は強い。1対1なら可能性があったのですが、2枚目がいるし、競り合いにも強い。パワーバランスを考えると蹴っても跳ね返れて、裏返されてしまう可能性も高い。細かくやるしかないという感じだった」。
▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)福井予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)福井予選