後半に入ってからポジショニングを軌道修正し、ファーストディフェンスを剥がせる場面は出始めたが、「逃げ道をなくすな」との指示がベンチから飛んでいた丸岡の守備は堅く、相手陣内にはなかなか入れない。12分にはパスワークで何とかプレスを掻い潜り、左のスペースを抜け出したFW9柴田琢磨(3年)に展開。そこからゴール前にクロスを入れたが、DFがきっちり対応し、CKに逃げられた。

 福井商も丸岡の攻撃を粘り強く跳ね返し続けたため、後半に入ってから試合は動かなかったが、35+4分にはDF2新宅晴生(3年)がゴールを決めて、丸岡が3-0で勝利。6大会連続36回目の全国大会出場を決めた。

(文・写真=森田将義)

▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)福井予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)福井予選