後半も帝京長岡が長短のパスと個人技を融合させた波状攻撃を仕掛ける。43分、途中投入のFW魏雨桐(3年)がオーバーラップしたDF西馬礼(3年)のシュートのこぼれ球をプッシュして4-0とする。試合はこの後、天候が急変して上空で雷が鳴ったため60分に中断。約40分間の中断となったが、再開直後の62分に吉原が右足ボレーでこの日2ゴール目を奪い、試合をクローズさせた。

 開志国際に5-0と貫禄を見せつけた帝京長岡は、MF和食陽向(2年)、MF水澤那月(3年)、チーム得点王のFW上田十輝(3年)ら主力を温存。児山も前半のみのプレーで交代させるなど万全の状態で新潟明訓とのファイナルに臨む。古沢徹監督は「ここまで出番のなかった選手たちがファイトしてくれた。今日、出番のなかった選手たちも決勝に向けていいモチベーションにある」とうなずいた。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)新潟予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)新潟予選