残り時間はアディショナルタイムを含めて10分。猛攻を仕掛けられたが、佐野日大は集中力を切らさずに対応。最後まで無失点で凌ぎ、10度目のインターハイ出場を決めた。
「選手たちがよく頑張ってくれました」とは海老沼監督。新たなスタイルの構築を昨季から目指し、堅守速攻に加えてボールを動かすサッカーにトライしてきた。今年3月には3年生の希望者とマインツに赴き、現地でトレーニングマッチや練習を行った。そうした積み重ねが身を結び、掴んだ夏のインターハイ。“新生・佐野日大”は飛躍を目指すべく、新たなスタイルをさらに追求していく。
(文・写真=松尾祐希)

