後半に入ってからは前方向へのパスが増え、後半4分には中央のMF22高見沢煌(2年)が左へ大きく展開。スペースに走り込んだ丸山がカットインから右足シュートを決めて1点差に詰め寄った。15分には金沢学院大附のバックパスミスを奪ったMF沖野永絆(3年)がシュート。GKが弾いたボールをMF尾江丈太朗(3年)が豪快に押し込んだ。

 同点に追い付かれた金沢学院大附だが、焦りの色は見られない。北監督が「星稜との決勝戦なので、スムーズにいくことはないかなと思いながら見ていました」と話せば、家邉も「みんなが集まって、まだ同点なので、また1から頑張ろうと話し合った。そこでみんなの気持ちが1回リフレッシュというか、リセットできた」と続ける。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)石川予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)石川予選